多死社会を象徴しているのが、葬祭場の不足ではないでしょうか。とりわけ深刻化しているのが都会で、出棺まで何日も待たされるケースが増えています。そのため遺体安置のホテルが導入されているケースもありますし、地域住民の反対もあって普及には不透明感もあると言われています。経済的なゆとりがある場合はまだしも、貧困家庭にとってみれば待機の時間が死活問題となってしまうことがあります。失敗しない葬祭場のおさえ方とすれば、互助会に入っておくのがベストではないでしょうか。
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永久の分かれは誰にでも訪れ、生者必滅が仏教の考え方です。出会いの後には必ず別れがあるもので、これは世の常だと言えます。それでも、愛する人がいなくなれば、ぽっかりと心に空くわけです。それは直ぐには埋めることはできませんし、愛情が深ければ深いほど、その穴は大きいわけです。しかしながら、嘆き続けても故人が戻ってくるわけではなく、悲しみを乗り越えて送り出すことが大事です。天台宗では「現世安穏、後世善処」の言葉に基づき、残された者の思いをお届けしています。
香典というのはそれなりに相場があります。親戚であれば少なくても万単位は出すべきでありますし、近所付き合い程度であれば数千円で十分です。葬式では食事などが振る舞われることがあるのですが、それはあまり食べないのが礼儀でもあります。ただしこれは宗派やあるいは地域によって違うことでもあります。さすがに親戚として葬儀に参加してるのであれば食事ぐらいはするでしょうがちょっとした近所の付き合いで出るのに食事はバクバク止めるのは非常に無作法と言えることになるでしょう。
ペットであっても、住居に迎えたときより一緒になって住んできた価値のあるファミリーです。最終の別れのタイミングに至るまで立ち会いたいのが、オーナーの気持ちと考えられます。エリアによって地方自治体であっても火葬をしてくれますが、地方自治体につきましては、一般廃棄物という形で遺体処理を行わねばならず、ゴミと併せて焼却しますので火葬に対して立ち会うなんて不可能で、遺骨に関しても返して貰うことはできません。
ひと昔前は自宅葬が当たり前でしたが、近年は会館でお葬式をお願いするケースが大部分になっています。家族の負担は少なくなりますし、遠方からの参列者には宿泊ルームが用意されていて便利です。ただ、葬儀社独自のルールには注意を払う必要があります。その代表と言えるのが、お供え物や供花ではないでしょうか。自宅葬であればどこで購入しても問題ありませんが、会館の場合は指定された業者で購入すること以外はNGです。値段もあらかじめ決まっていますし、カタログの中から選ぶことになります。
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